コンピューターって何?
クルマを動かすうえで、アナログで機械式だった制御部分をデジタルでコントロール制御するのにコンピューターが導入されています。
例えば燃料(ガソリン)をエンジンに送るのに機械式だとキャブレターが使われ負圧を利用して吸わせていたが負荷には合わせるのは大変で、
無駄にエンジンに流れ込んだりしてセッティングはドコを重視して合わせるのかが腕の見せ所だった。
デジタルで制御すると無駄をはぶくだけでは無く、あらゆるタイミングにも細かに量や時間を刻んで燃料を送ることが出来る。
これだけでも燃費改善に有効な働きをしている。
他には混合気の割合を監視し適切な状態に出来る学習機能を使ったり点火時期や通電時間の制御やATコントロールに
盗難防止のイモビシステム等にコンピューターを使う良さを幅広く利用している。
コンピューターチューニングって何?
今のコンピューターの設定は万人用(ばんにんよう)に誰にでも扱えるように作られております。
特に老人や女性に買ってもらう為に「ゆったり」としたセッティングになった感じです。
その結果いち時期多発した「アクセル」と「ブレーキ」を間違え店舗に突っ込んだり駐車場のフェンス等をやぶって来る事件・事故が減ってると思います。
その分運動神経が普通より優れている方々には不満を感じさせるクルマが売られるようになりました。
一部のセダン(ゼロクラウン)等にはモード切換えがありスポーツモードでギンギンに走るクルマもあります。
クルマを良い状態でセッティングする為にあるコンピューターなのに活用しきれてない不満な部分をどうにかしたい!
不満解消の理想から生まれたチューニングです。
当社では開発出来たメーカーさんの一部車種に限りですが対応させてもらっております。
良いROMチューンに乗ってもらうために・・・
1.調子が悪いのはROMでは直らない
『このあいだまでは、調子が良かったが最近フケが悪いのでROMチューンしてみたい?』
こんな場合にはまず先に、ふけなくなった原因を直してからROMチューンして下さい。
と、いうのもそれがメンテナンス不良による場合が多く、
そうなるとROMチューンでは直らない上に、効果もなくなってしまう。
不調の原因には、プラグやクリーナー、各センサーの不良や、ひどいものは
タービンやエンジンが壊れてる場合まである。ROMはクスリではない。
メカ的な 不調が直るはずがないという事を理解してほしい。
2.ノーマルからの変更点を必ず伝える
タービン交換や、インジェクター交換などのハードチューンだけではなく、
プラグやクリーナー交換のようなライトチューンも変更である。
仮に見栄をはって、付いていない部品を言ったとしたら、良いROMチューンにはならない。
チューナーとよく相談の上、確実に変更点を伝えてもらうことが、
ベストセッティングを生むことになるのだ。
中古車を手に入れた場合は特に、ノーマルか変更されている点を
よく調べて相談して欲しい。
3.細かい部品でも必ず伝える
コンピューターには関係ないと思われるストラットタワーバーといったものもあるが、
ターボタイマーに問題があったりする。回転信号をオートで取っていたのが原因で、
車が不調になっていたという例もある。
何か部品を交換したり、後から取り付けた部品によってトラブルが発生することも多い。
ノーマルでは起きてなかった・・・はずです。
ROMチューン する前に相談してもらうか、部品を取り付ける前に相談してほしい。
最近だとスロコンによる不具合や違和感を相談されますが修正等は出来ません。
4.中古ROMでも大丈夫?
『中古のROMを手に入れたのですが、自分の車につけても大丈夫ですか?』
なんて聞かれることがある。答えは見ないと分かりません。Bee☆RのROMでも、
車の持ち主が変わってしまうと、どこまでが前のオーナーの仕様か分からない。
中古のROMの扱いとしては、不明のROM同様になる。
そうなるチューニングROMではないはずだ。
大事な愛車に合わせたセッティングの信頼できるROMチューンしてください。
※注意:最近のクルマはイモビ管理にて他のクルマに流用が出来ません。
5.ROMはトータルでセットする
様々な設定でROMを作ること・・・それはROMチューナーの仕事だ。
最後までセッティングして、お客様に車を渡す。それがチューニングショップの仕事。
ただ、メンテナンスしていない車にROMチューンしても効果を発揮できない場合がある。
メンテナンスに合わせてチューニングするこ とが大事なのだ。
そしてパワーアップする分を守る意味での安全マージンがトータルチューニングの
一部となるのである。
任して任されての信頼もチューニングの大事な所です。