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S660のコンピューターチューニング開発事例

2021.11.10

2015年4月ある有名レーシングドライバー兼有名ラジオのDJから電話「今井ちゃんS660買ったからコンピューターチューニングしてよ」

もう家にあるから取りに来てリミッターを切って欲しいとの事。いきなりのサーキットテストをするのにスピードリミッターが邪魔だと言うこと。まだ開発予定にも入れていなかったが優先して開発を開始。

1. S660のコンピューターチューニング開発前の問題点

アクセルレスポンスが鈍い

預かれたので試乗。自分なりの運転を試して不満部分を書き出した。まずアクセルの反応が遅れるのがスポーティーじゃない。市街地をゆっくり走るが重ったるい。サーキット等を高回転回して走るのには楽しいクルマ。感じた不満を改善して、もっと面白い車にしたいと思った。

ターボのパンチ感が欲しい

ブーストが掛かっているがパンチ感があまり感じられない。ピークの最大パワーは出てると思うが低中速域にチカラ強さが欲しい。

空ぶかしが付いてこない

せっかくのマニュアルミッションなのにシフトダウンにヒールアンドトゥが合わせられないのが大きな不満を感じた。

高速の合流でリミッターが効いてしまう

合流は、もちろんだが流れに乗るような速度でリミッターが効いて加速しなくなるのはある意味危ないと感じた。

2. S660のコンピューターチューニング開発の課題

少しでもレスポンスを上げて軽快に走りたい。S660専用のコンピューターチューニングを開発開始した。

どこのメーカーでも発売してなかった

まったく何の情報も無い状態から開発を開始した。マイコンの特定からスタートしてプロトコルを調べて通信をさせ内部を読み出しプログラム部とデータ部を解析することから始まった。

初めての軽自動車のコンピューターチューニング

燃料カットのリミッター132キロと電子スロットルのリミッター130キロを見つけて変更。

6MTミッションとCVTミッションで違っていた

6MTとCVTでは異なるデータが入っていて特性が違うセッティングだった。先に6MTでセッティングした感じよりCVT用にセッティングし直した方が心地よかった。

3. ビーレーシングのS660コンピューターチューニングの特徴

こうして完成したのがビーレーシングのBR-ROMです。

BR-ROMとは

自動車エンジン専用コンピューター内部を書き換える事により、 本来持っている潜在的性能を引き出し特性を特殊なセッティングで走りを蘇させるチューニングです。 メーカー車種ごとにコンピューターもデーターも違うのでノーマルの弱点を見極めて「不満な部分を少しでも快適に最適化させる」をモットーに開発、 満足の行くデーターをご提供いたします。

BR-ROMの効果

レスポンスアップして快適加速

レギュラーガソリン専用のBR-ROMレスポンス仕様が出来た。アクセルレスポンスを向上させた仕様だ。

ブーストの立ち上がりを良くしてトルクアップ

ターボの特性を生かしたブーストのピックアップを良くするのにはハイオクガソリンが必要だった。レスポンス向上した上でトルクアップした感じのハイオクガソリン専用のBR-ROMストリート仕様が出来た。

660ccを思わせないパンチあるコンピューターセッティング

のちに同じエンジン型式の「S07A」がN-ONE、N-WGN、N-BOX、N-VANに搭載されておりBR-ROMがすべて開発対応した。

不満から生まれるチューニングのBR-ROM。少しでも良くしたい、少しでも走るようにしたい、少しでも燃費良く走らせたい。

コンピューターチューニングとは少しずつの積み重ねが結果を生む繊細なチューニングだと思う。偶然にもパワーが上がっていたりトルクが上がっていたり燃費が上がっていたり、サーキットでタイムが上がっていたりする。

S660をサーキットで走らせセッティングの確認

ツクバサーキットを走る確認と取材で運びました。まずスピードリミット解除仕様から試乗。130キロのリミッターは流石に勘弁。次の走行にBR-ROMストリート仕様に書き換え偶然にもタイムアップした。開発に車両を貸してもらって感謝。

しばらく乗り回していてS660を気に入って車両を購入した。おかげで、のちにスペシャルサージタンクを開発する事になりました。

スペシャルサージタンクの話は別で。ありがとうございました。

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